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電磁波MonthlyWatch バックナンバー
 
特集 家庭の電磁波 第3回(2005年11月)
IH調理器の電磁波を徹底検証
電磁波なび

ご家庭で用心すべき家電製品とは?

いままで、電磁波MonthlyWatchの「家庭の電磁波」特集では、電子レンジ、IH調理器、冷蔵庫、ヘアドライヤー、電気毛布の5つを電磁波影響が心配される家電製品として挙げさせていただきました。

電子レンジ、ヘアドライヤー、電気毛布に関しては、極力使用しないという対策が可能でしょう。代替製品がありますし、電磁波影響の低い製品も最近は販売されています。また、冷蔵庫に関して、冷蔵庫を使用しないのは難しいですが、料理する場所や居間から距離をとって(70センチ以上)、生活するよう心がけていれば、危険度は低くなるかと思われます。

では、IH調理器の場合、どうでしょうか? かりにIH調理器を購入してしまえば、距離をとらずに利用することが難しいのではないでしょうか。高価ですし、せっかく買ったのだから・・・と思われる方もいらっしゃるでしょう。

今月の電磁波MonthlyWatchでは、IH調理器を買うべきか買わないべきか。みなさまが判断できるようIH調理器の電磁波影響を徹底検証していきます。

IH調理器が安全ってホント?

IH調理器もふくめ、電磁波のガイドラインについては、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が、「1平方メートルあたり40ミリアンペア(電流密度)以下」という安全基準が設けられています。

これは、電磁波の量へ換算すると、「本体から30センチの所で62.5ミリガウス以下」という数値です。市販のIH調理器は、おおむねこのガイドラインを下回る製品になっているとされています。

これに対し、市民団体のガウスネットは、「IH調理器に10〜20センチまで近づいた場合には、ガイドラインを超える値を測定した」という調査結果を先日公表しました。

ガウスネットの調査結果と同様に、電磁波なびの独自調査でも、IH調理器の正面付近で「140ミリガウス」という数値が計測されました。また、他の研究団体の調査では、1,000ミリガウスを超える例も報告されています。

国内のIH調理器メーカーや、民間企業から出資を受けている研究者は、「30センチメートル離れた状態で、ガイドラインを下回っているのだから大丈夫でしょ」という立場。しかし本当に、消費者の立場で「大丈夫」と考えているのでしょうか。

問題は、至近距離でのIH調理器の使用です。そもそも、IH調理器本体から20センチ程度の距離の範囲に近づいて、料理される方はいらっしゃるのではないでしょうか。消費者の立場にたった場合、「安全基準を超える電磁波の量は、はたして安全なのでしょうか?」ということが問題なのです。

日本の国立環境研究所のリポートでは、わずか4ミリガウスの電磁波影響でも、急性白血病が4.7倍になっています。本体から30センチメートルの範囲で、62.5ミリガウス以下という基準自体も甘いと思われるのに、至近距離でガイドラインを超える値が、安全である保証はありません。

つまり、IH調理器が安全である保証はどこにもないです。そして、IH調理器自体は、あいかわらず強力な電磁波を発生させる家電製品なのです。

専門家の話では・・・

米国テキサス衛生大学のウィンター教授が調査した結果では、「人間のガン細胞に家電製品から発生される、60Hz電磁波をあてると、ガン細胞の増殖は16倍にスピードアップし、ガンを悪性化させることが確認された」そうです。

市民団体である「食品と暮らしの安全基金」の研究調査チームによれば、国内6社のすべてのIH調理器が、国際ガイドラインの基準を突破し、最高16.2倍もの電磁波を発生させているといいます。

もちろん、家電メーカーは、公式にはガイドラインの基準を下回っていると発表しています。しかし、実態は、その基準を超える製品が販売されているおそれさえ、十分あるのです。

「購入しない」「使用しない」がイチバン!

結局のところ、電磁波の影響が強く懸念されるため、IH調理器を購入しない方がいい、使用しない方がいいというのが電磁波なびの結論です。

もし買ってしまったら・・・距離をとって使用するか、極力使用しないという対策しか、考えられません。お子さんのこと、家族のことを考えて、安全な生活を営むためには、「カンタンだから、楽だから」で済ませない、生活の知恵が必要なのかもしれません。