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| 特集 家庭の電磁波 第1回(2005年5月) |
| キッチンの電磁波を徹底調査 |
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■ キッチンにはキケンがいっぱい!?
みなさんのご自宅のなかで、キッチンはもっとも電気を利用する場所です。それでは、キッチンでは、電磁波の影響も大きいのでしょうか?
今回の特集「家庭の電磁波」では、キッチンに置かれている家電製品の電磁波を調査し、その危険性を検証していきます。
電磁波を調査するにあたって、米国F.W.BELL社製のガウスメーター「モデル4080」を購入しました。3方向に電磁波センサーを備えた、『3軸』と呼ばれるタイプの機器で、コストパフォーマンスも高い(安い!)ため、「とりあえず測定してみたい」という方に、おすすめです(ガウスネットワークのおすすめモデルでもあります)。なお、一部の家電製品については「高精度電磁波測定器プロ-4040」を知人から借りて測定しました。
■ 安全値は4ミリガウス未満、許容値は16ミリガウス未満
電磁波の測定単位はミリガウス(mG)といいます。では、どの程度のミリガウスであれば、「安全」といえるのでしょうか。
WHOの協力機関である国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が定めた国際ガイドライン値は、50Hz帯で1,000ミリガウス、30kHz帯で62.5ミリガウスという数値。ただしこれは安全とはいいきれない値です。
というのも、過去の疫学調査において、小児白血病が2倍になるとされている値はわずか4ミリガウス以上、米国カリフォルニア州政府のリポートで、流産の可能性が1.8倍になる値は16ミリガウス以上になっているからです。
安全といえるためには4ミリガウス未満、許容できる数値としても16ミリガウス未満が望ましいのではないかと思われます。
1.電子レンジ(SANYO製 EM-A10)
電磁波の影響が高いと一般にいわれている電子レンジ。製品使用時に計測してみると、30センチ離れたところで、35ミリガウス、50センチ離れたところで、17ミリガウスを記録しました。うーん、やっぱり高い。ちなみに、10センチの範囲だと、300ミリガウス以上。電子レンジから70センチ〜80センチ程度離れておかないと安心できないですね。
2.冷蔵庫(ナショナル製 NR-C25T1)
家庭で通常使用される冷凍冷蔵庫ですが、30センチ離れた範囲で4.9ミリガウスという数値でした。側面の電源付近では、6.1ミリガウスという数値。他の家電製品と違って、電源オフにできない製品ですので、ちょっと心配な数値です。
3.電気炊飯器(東芝製 RC-10JM)
炊飯中に測定したところ、30センチ離れた範囲で4ミリガウス、50センチ離れた範囲で3ミリガウスでした。意外に高い数値だったのですが、炊飯中に50センチ以上の距離をとれば、なんとか安心できる数値といえそうです。
4.IH調理器(ナショナル製 KZ-PD1)
コンロの真上から30センチの範囲で測定したところ、25ミリガウスという結果になりました。これは高いですね。正面付近では、140ミリガウスというきわめて高い数字に。IH調理器は、18〜30キロヘルツ帯の比較的高い周波数が発生していますので、国際ガイドライン(62.5ミリガウス)にも抵触する、憂慮すべき数値です。
5.ホットプレート(東芝製 HGN-6F)
30センチ離れた範囲で3ミリガウス、50センチ離れた範囲で1ミリガウスでした。まずは、安心できる数値といえそうです。ま、普段あんまり使わない家電製品ですしね(笑)
6.電気ポット(象印製 CD-TA22)
30センチ離れた範囲で2ミリガウス、50センチ離れた範囲で0.5ミリガウスという結果でした。電源オンの状態で近くに置いておかなければOKでしょう。
■ 調査のまとめ
今回、調査した結果、各家電製品の安全性を○×△で評価すると、
・電子レンジ (×)
・IH調理器 (×)
・冷蔵庫 (×)
・電気炊飯器 (△)
・ホットプレート (○)
・電気ポット (○)
となります。
冷蔵庫の電磁波影響が結構大きいのは意外でした。一年中使用する製品ですので、家電メーカーには善処を期待したいところです。
電子レンジとIH調理器の電磁波については「おそらく高い数値となるだろう」とは思っていましたが、許容値を超え、ここまで高くなるとは思っていませんでした。もちろん製品の構造上やむをえない面もあります。電子レンジやIH調理器を使わない生活というのが理想かもしれません。
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